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久しぶりに、学校来ました。
でも工事現場のバイトとか夜遅くて、睡眠不足なのです。
チャコ元々寝るのダイスキっ子なので、眠いです。
窓際はぽかぽか、暖かくて、つい眠気に耐えられなくて…。


夢を見ました。
あまり良くない夢です。
師匠も、こりすちゃん先輩も、誰もいない…ひとりぽっちの夢です。

チャコは気付いてほしくて、誰かに会いたくて
見つけたくて、見つけてほしくて、叫びました。
だけどチャコの声はこだまするばかりで…。

  いいじゃない、別に独りで。

だけど…。

  何か問題でもあるわけ?
  抗うんでしょ、全てに。
  独りでいいじゃない、独りがいいじゃない。
  だって……



そこで、目が覚める。
突っ伏して寝ていた頭を、突つかれていた。
…………ダレ?
ワタシ……ワタシは…………。

「おはよう。」

きれいなオレンジ色の瞳と目が合った。
ギクリとした後、ざらついた頭の中、砂嵐が少しずつ晴れていく。



「…………あ、あぁ………宇気比さん、でス?」

まるで確認するように、返事をしました。
「夢を見てました、寝不足で寝てただけで元気です!」
そう言って笑って見せたですけど、宇気比さんは
ちょっと困ったように笑って言いました。

「…大丈夫じゃねーんでね?」

何が ダイジョウブで なにが ダイジョウブじゃないんだっけ?
どうしてだか、ズキンと胸が痛みました。
一瞬言葉が出てこなくて、ただ、えへへと笑いました。

そんな時、ちょうど鳴り出した4限目開始のチャイム。
隣の席から向けられる、そのまっすぐな視線から逃げるよに
教科書を用意してると、宇気比さんが口を開きました。

「そだ、今日はバイトはいっとる?」
「へ?今日、でスか?バイトは、お休みですが。」
「…ちょっとその辺ぶらぶらしに行かん?」


師匠やこりすちゃん先輩以外の人に誘われたのって
なんだかとっても久しぶりな気がします。
宇気比さんは優しいから、きっとチャコを気遣ってくれてるですね。
ありがた、ありがたでス。


「ぶらぶら…はい、チャコで良ければ。」
「あー、そりゃ良かったわ。そんじゃ、行こまいか?」


こうして今日、チャコは宇気比さんとお出かけすることになったのです。

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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
御言葉
[09/19 BlackMan]
[09/02 香住]
[08/27 健斗]
[08/03 あー]
[08/01 香住]

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