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「気が済んだ?」
「慶おにぃちゃん…。」
千夜呼の隣には、慶が立っていた。
いつもと変わらぬ、優しい笑顔で。
「きれいなもの、たくさんです。」
「そうだね。」
慶は足元の鈴蘭を一輪摘むと、千夜呼に差し出す。
「千夜呼が欲しいのは、これ?」
「はい、すずらん、慶おにぃちゃんが昔
ちゃこに似合うって言ってくれた、すずらん……。」
千夜呼は鈴蘭を受け取ると、愛しそうに抱きしめた。
鈴蘭は慶との思い出の象徴。
この世で一番、好きな花。
「じゃあ、他のはもう、要らないよね。」
「……え?」
慶が腕を一振りした次の瞬間、何もかもが消え
辺りは再び漆黒の闇へと変わった。
残ったのは、千夜呼の腕の中の鈴蘭と、慶。
「慶おにぃちゃん…。」
千夜呼の隣には、慶が立っていた。
いつもと変わらぬ、優しい笑顔で。
「きれいなもの、たくさんです。」
「そうだね。」
慶は足元の鈴蘭を一輪摘むと、千夜呼に差し出す。
「千夜呼が欲しいのは、これ?」
「はい、すずらん、慶おにぃちゃんが昔
ちゃこに似合うって言ってくれた、すずらん……。」
千夜呼は鈴蘭を受け取ると、愛しそうに抱きしめた。
鈴蘭は慶との思い出の象徴。
この世で一番、好きな花。
「じゃあ、他のはもう、要らないよね。」
「……え?」
慶が腕を一振りした次の瞬間、何もかもが消え
辺りは再び漆黒の闇へと変わった。
残ったのは、千夜呼の腕の中の鈴蘭と、慶。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
過去録