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学校からの帰り道。
『浮気じゃねぇ!股かけてんだ!!』っていうのは
凄い名言というか、むしろ潔すぎて男らしいでス!とか思いつつ
バイトまで時間があるので、のーんびり歩いて帰りました。
少しだけ、数分だけ、カフェにも寄りました。
だからチャコは今日、頑張ったのです…。
ちょうど商店街にさしかかったとき
聞きなれた可愛らしい声が耳に入ってきました。
こりすちゃん先輩が、八百屋さんでネギをねぎってましたです。
……ダジャレじゃないでス…。
「あ、チャコちゃんだ!今帰りかい?」
「はいです。こりすちゃん先輩はひとりでスか?」
「うん、虎ちゃんならバンドの練習あるからって先帰ったよ。」
「バンド活動だけは熱心ですねぇ師匠。」
ネギをねぎった(もう一度言いますけどダジャレじゃないんです)
こりすちゃん先輩と、一緒に帰ることにしました。
音楽の話や学校の話、進路の話。
この間ヨンロクで見た金髪の男の子についても聞いてみました。
彼氏じゃなくて結社のお友達だそうです。
…でもあえてこの事実は師匠に内緒にしておくですよ…ふふ。
途中、こりすちゃんが何か言いたそうに
じーっとチャコの顔を見上げていたので、どうしたのか聞いてみました。
「あのね…虎ちゃんのバンドメンバーの、タク君って覚えとるかい?」
「……………はて?」
「赤いツンツン髪で身長が低めで、高校2年生の…。」
「ああ、思い出しました。あのおサルさんみたいな!」
「さ、さる……うん…そう、だけど。」
「おサルさんがどうかしましたですか?」
「んとね、チャコちゃんの事なまら気に入ってて…そいでね?
……虎ちゃん抜きで会いたがってるんだわ、チャコちゃんと。」
「はぁ…いったい何用でしょか、師匠を差し置いて弟子にだけなんて。」
「野暮天だにゃー!そんなんチャコちゃんが好きだからに決まってるしょや!」
「…それならお断りするです。興味ないでスから。」
「え、え…でも、まだちゃんとお話もしてないしょや?」
「話さなくても解ります、おサルさんを師匠より好きになる気がしませんから。」
「そ、それって…虎ちゃんの事がすき……ってことかい?」
「はい。」
「じゃあ!虎ちゃんとお付き合いとかしちゃうかい?!」
「ないですねぇ、それは絶対。」
「うーん……チャコちゃんと虎ちゃんの関係ってつくづく不可解だべさ。」
「いたって単純明解でスよ?こりすちゃん先輩が鷹栖さんをスキなのと一緒です。」
「鷹栖さんって……あたしのおとーさんかい?」
「はい、おじさんって呼ぶには若くてステキすぎるので、なんて呼んだらいいですかーって
この間聞いたら"じゃあ鷹栖って呼びなや"って言ってくれましたです!」
「お、おとーさん……なんかナンパっぽいべさ。」
「かっこいいでスよねー鷹栖さん!ちょっとどこか信長様ちっくです!」
「おとーさんみたいなのが好きなんだったら…タク君は無理だろうにゃー…。」
「あ!今日、鷹栖さんお家いますか?」
「うん、早く帰るって言ってたけど。」
「遊び行ってもいいですかっ?!」
「うん、ええよー。」
「じゃあ!お家かえって着てきます、関西さんにもらったメイド服!!」
「え、えぇええ?!ななななんでだべさ?!」
「この間、鷹栖さんと約束したんです!今度はメイドでって!!」
「お……おとーさんのおたんちーーーーーーん!!!」
鷹栖さんには、それはもうとっても喜んでもらえましたけど
こりすちゃん先輩のオーラが尋常じゃなく黒かったです。
↑差し入れを買って小羽都家へ向かうチャコ。
『浮気じゃねぇ!股かけてんだ!!』っていうのは
凄い名言というか、むしろ潔すぎて男らしいでス!とか思いつつ
バイトまで時間があるので、のーんびり歩いて帰りました。
少しだけ、数分だけ、カフェにも寄りました。
だからチャコは今日、頑張ったのです…。
ちょうど商店街にさしかかったとき
聞きなれた可愛らしい声が耳に入ってきました。
こりすちゃん先輩が、八百屋さんでネギをねぎってましたです。
……ダジャレじゃないでス…。
「あ、チャコちゃんだ!今帰りかい?」
「はいです。こりすちゃん先輩はひとりでスか?」
「うん、虎ちゃんならバンドの練習あるからって先帰ったよ。」
「バンド活動だけは熱心ですねぇ師匠。」
ネギをねぎった(もう一度言いますけどダジャレじゃないんです)
こりすちゃん先輩と、一緒に帰ることにしました。
音楽の話や学校の話、進路の話。
この間ヨンロクで見た金髪の男の子についても聞いてみました。
彼氏じゃなくて結社のお友達だそうです。
…でもあえてこの事実は師匠に内緒にしておくですよ…ふふ。
途中、こりすちゃんが何か言いたそうに
じーっとチャコの顔を見上げていたので、どうしたのか聞いてみました。
「あのね…虎ちゃんのバンドメンバーの、タク君って覚えとるかい?」
「……………はて?」
「赤いツンツン髪で身長が低めで、高校2年生の…。」
「ああ、思い出しました。あのおサルさんみたいな!」
「さ、さる……うん…そう、だけど。」
「おサルさんがどうかしましたですか?」
「んとね、チャコちゃんの事なまら気に入ってて…そいでね?
……虎ちゃん抜きで会いたがってるんだわ、チャコちゃんと。」
「はぁ…いったい何用でしょか、師匠を差し置いて弟子にだけなんて。」
「野暮天だにゃー!そんなんチャコちゃんが好きだからに決まってるしょや!」
「…それならお断りするです。興味ないでスから。」
「え、え…でも、まだちゃんとお話もしてないしょや?」
「話さなくても解ります、おサルさんを師匠より好きになる気がしませんから。」
「そ、それって…虎ちゃんの事がすき……ってことかい?」
「はい。」
「じゃあ!虎ちゃんとお付き合いとかしちゃうかい?!」
「ないですねぇ、それは絶対。」
「うーん……チャコちゃんと虎ちゃんの関係ってつくづく不可解だべさ。」
「いたって単純明解でスよ?こりすちゃん先輩が鷹栖さんをスキなのと一緒です。」
「鷹栖さんって……あたしのおとーさんかい?」
「はい、おじさんって呼ぶには若くてステキすぎるので、なんて呼んだらいいですかーって
この間聞いたら"じゃあ鷹栖って呼びなや"って言ってくれましたです!」
「お、おとーさん……なんかナンパっぽいべさ。」
「かっこいいでスよねー鷹栖さん!ちょっとどこか信長様ちっくです!」
「おとーさんみたいなのが好きなんだったら…タク君は無理だろうにゃー…。」
「あ!今日、鷹栖さんお家いますか?」
「うん、早く帰るって言ってたけど。」
「遊び行ってもいいですかっ?!」
「うん、ええよー。」
「じゃあ!お家かえって着てきます、関西さんにもらったメイド服!!」
「え、えぇええ?!ななななんでだべさ?!」
「この間、鷹栖さんと約束したんです!今度はメイドでって!!」
「お……おとーさんのおたんちーーーーーーん!!!」
鷹栖さんには、それはもうとっても喜んでもらえましたけど
こりすちゃん先輩のオーラが尋常じゃなく黒かったです。
↑差し入れを買って小羽都家へ向かうチャコ。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
過去録