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ごめんね

ごめんね

ごめんね

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさいでス

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今日もバイトが終わる、一日が終わる。
重い足を引きずって、今日のねぐらに向かう。
でも足はいつの間にか、ゴーストタウンへ向いていた。

ヨンロク号、廃墟、ダレモイナイ。
見上げると満月が煌々と輝いていた。
満月を見ると、千夜呼は箱の中に閉じ込められている気になる。
この世界は箱の中で、あの満月に見えている部分は
実は箱の穴、出口なんじゃないのか。
月光は、向こうにある世界からもれている光のような気がする。

"出口"をじっと見上げる、食い入るようにじっと…。
届くはずのない出口に向かって手を伸ばす。
ザザッと視界にノイズが走る。
過去の記憶、広がる赤、誰かの笑顔、誰かの…。
何かで頭を殴られた跡のような眩暈。


月の光は、人を、狂わせる。




「…イグニッション。」

伸ばした手に、真白い鞭が握られた。
その時、急に肩を掴まれた。
ゆっくり振り返った先にあった顔。
誰、アナタ、誰?
忘れたい人?忘れたくない人?忘れちゃいけない人?
顔がよく見えないの、ねぇ、アナタ誰?

考えるのが面倒になって、ワタシは拒絶のコトバを発した。
誰か、はすぐに離れてくれた。



ふらつく足取りで、ヨンロク号の中へと向かう。
視界ゼロ、世界が歪んで見えない。
この先のことを、ワタシはよく覚えていない。

ただ、笑っていたこと以外は……。

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(インクが滲んで読めない)

約束、果たせました、はい(にこ)

バイトの時間です、終わったら公園帰ります。
公園のにゃんこちゃんと一緒に、パンの耳食べるです。

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学校行ったら席替え、ありました。
宇気比さんの、トナリです、よかったでス。

帰る途中から、記憶ないです。
気付いたら、師匠の部屋で寝てました。
なんだか疲れてそうだったから、起こさないでおきました。
お外で、犬チャコと遊びました。
なぜか起きてきた師匠にどつかれました、痛いです。
でも焼肉つれてってくれるです、嬉しいです。

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虎太ちゃん師匠とこりすちゃん先輩に誘われて、GTに行きました。
師匠のギターは炎が描かれていて、とっても師匠らしかったです。
先輩のバズーカ、身長と同じくらいかそれ以上の大きさなのに
顔色一つ変えないで担いでて、強くて惚れ惚れしましたです。

GTの中にはゴーストがたくさんいました。
チャコはただ、鞭を振るっていました。
なんだか頭がずっと、モヤがかかったようにボーっとしていました。

「チャー子、お前霊媒師なんだからあんま前出んな、危ねぇだろ!」
「前は虎ちゃんに任せとけばいいんだわ、あたしらは後衛でしょや。」
「でも、チャコお二人のこと守りたいです。」
「気持ちは嬉しいけどよ、そーゆーの男の台詞だし役目だからー?」
「虎ちゃん…とりあえずもうちょっとレベル上げてから言いなや。」
「う、うるせっ!(涙目)」



幼馴染っていいです、何でも言い合えて。
特にこの二人の仲、チャコにはとっても憧れです。


「まーとりあえずさ、死にたくねーじゃん?だからもっとさー・・・。」
「チャコ、死ぬの怖くないですよ。」
「ちゃ、チャコちゃん?!」
「生きるほうが怖いこといっぱいです、それに死んだら沢山会いたいヒトに会えるです。」
「ななななに言ってるんだべさ!ちょっと落ち着きなや?!」

先輩は、チャコの両腕をつかんでゆさぶりました。
大きな目が涙で潤んでました、先輩の目はすごくキレイです。
チャコは、落ち着いていますよ?

そしたら師匠がズカズカ歩いてきて、乱暴に先輩をチャコからひっぺがして…。

バチン!

ほっぺた思いっきり、はたかれましたです。


「ちょっ…!!虎ちゃん!!女の子に暴力はダメしょや!」
「・・・目ぇ覚めたか。」
「覚めてます、ずっと。夢なんて見てないです。」
「そうか、そりゃなおさらタチ悪ぃな。」
「…師匠は、死ぬの、怖いですか?」
「怖ぇに決まってんだろアホ!!お前や里栖に会えねーし守れなくなるだろ!」
「師匠、どうして泣くですか?」
「知らねぇよドアホ!!」

先輩が真ん中で暫くおろおろして、それから
チャコと師匠を一緒に抱きしめてくれました。

「あたし、あたし泣くからね!勿論虎ちゃんもだべさ!
 チャコちゃん死んじゃったら、ずーっと泣くから!
 チャコちゃんはあたしや虎ちゃんに泣いててほしいんかい?!」
「ヤです、笑っててほしいです。」
「じゃあ生きなや!生きて一緒にいなや!約束、ええかい?!」

そう言い終えると、こりすちゃん先輩は大声でわんわん泣きだしてしまいました。
虎太ちゃん先輩が、そっと背中をぽんぽんしてたです。





「ししょ、ほっぺ、いたいです。」
「知るかアホ。」
「ししょ、こりすちゃん先輩ちっこいのに迫力ありますです。」
「だから言っただろ、怒らすと怖ぇって。ていうかあんなもんじゃねぇぞ俺様には。」
「ししょ、泣いていいですか。」
「しゃーねぇから肩かしてやるよアホ。」
「ししょ、ダイスキです。」
「知ってんよアホ。」

こりすちゃん先輩のあったかな腕の中で
虎太ちゃん師匠の肩で、チャコは少し泣きました。






お父さんやお母さんやお兄ちゃんや慶お兄ちゃんに会いたいです。
会いたいけど、まだ会えないですね。
いつか会えたら、チャコのこと抱きしめてくれるでしょか。

チャコ死んだら、スケルトンなりたいです。
そしたら師匠や先輩は、チャコをパートナーにしてくれるでしょか。
きっとしてくれますですよね?
そうだといいです、いいです。



明日は来ます、太陽は昇ります、雨は上がります。
チャコは"その時"が来るまで、自分らしく生きていたいです。
強くありたいです、ヒトを傷つけないヒトになりたいです。

たくさん笑顔でいたいです。

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「…千夜呼、こっち!」
「黒ちゃん、お久しぶりでス!わざわざお迎えありがとありがとです!」
「びっくりした、千夜呼から連絡来るなんて…。思い出したんだ。」
「はい、全部。慶お兄ちゃんのことも、全部です。」
「そっか、それでそんな顔してるの?」
「え?どんな顔ですか?」
「表面上笑ってるけど、凄い哀しみ感じるよ俺には。」
「あはは、黒ちゃんさすが慶おにいちゃんの弟ですね。」
「…行こっか。車乗って?」
「はい!でも電話、黒ちゃん出てくれてよかったです。
 おじさんやおばさんだったら、チャコお話きっと聞いてもらえませんでしたから。」
「…ごめんな、二人とも頭固いし……千夜呼のせいにすることでアニキの事を…。」
「いいんです、それに本当のことです、間違ってないです。」
「…(頭を撫で)変わってないな、そうやって自己犠牲して他人の幸せ優先させんの。」
「別に、犠牲だなんて思ってないです。」



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「やっと、これましたです。」
「アニキ、愛しのハニーが来てくれたよ、良かったな。」
「(お墓に花冠のせ)遅くなってごめんなさいです、懐かしいです…ね?」
「千夜呼は辛いかもしれないけどさ、俺は…思い出してくれて嬉しいよ。」
「大丈夫、辛くないです。」
「千夜呼のダイジョウブほどアテにならないものは無いよ。」
「そんなことないですよ?」
「…な、俺と結婚しようか千夜呼。」
「チャコまだ15歳ですよ?」
「うん、だから16になったら。」
「あはは、考えておきますです。」
「うわー、アニキの時は即答でOKしたくせに。」
「…………ワタシ、恋とか結婚とか、もういいから。」
「なんだよ、そんなババァみたいなこと言うなよ寂しいな。」
「だって、そう思うんだもん。」
「千夜呼はどう感じてたか知らないけどさ、アニキは千夜呼の事…本気だったよ。」
「知ってる、あの"最期"見てれば、わかるから。だからこそ…。」
「それ…今の顔が、今の千夜呼が、本当の千夜呼?」
「どう、かな。」
「あ、千夜呼ケイタイ鳴ってる。」
「今は…いい。」
「飯食いいこっか、奢るよ?」
「ううん、今お腹すいてないからいいよ、ありがとう。」
「そう…じゃあ送るよ、鎌倉まで。」
「ありがとう。」


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「ワタシ、ヒトのこと大好きだけど、本当は凄く怖い。」
「うん。」
「笑わないから可愛げがないとか、笑ったら笑ったで鬱陶しいとか、厄介者だとか、死神だとか。
 岩手にいるとき、子供のとき、いっぱいいっぱい言われてきたから。」
「うん。」
「じっちゃんと慶お兄ちゃんだけだった、優しくしてくれたの。
 黒ちゃんと会ったのはずーっと後だったし。」
「うん。」
「そうやって相槌打ってただ聞いてくれるとこ、慶お兄ちゃんソックリだね。」
「そう?まぁ兄弟だからね。」
「…黒ちゃんは、死んだヒトをただ想い続けて生きてくだけの人生って、寂しいと思う?」
「……うん。」
「悪いことだと思う?」
「いや。」
「そっか。」
「うん。」



----------------------------------------------------



「今日はホントにありがとありがとです、会えてとっても嬉しかったですよ!」
「俺も嬉しかったよ、また連絡くれる?」
「はい、今度は携帯にかけるです。」
「…じゃあこれ、あげる。1年早いけどさ。」
「……指輪、ですか?」
「アニキがさ、千夜呼が16になったら渡すんだって大事においてた奴。
 まーったく気が早すぎるっての、なぁ?」
「えへへ…ありがとありがと……です、ずっと大事します。」
「想い続けてくれるのは嬉しいよ、弟として。
 ただそれが、枷にならなければいい。きっとアニキも同じ気持ちだよ。」
「(微笑む)大丈夫です。」
「…俺、アニキと似てる?」
「外見は似てないですけど、性格の根っこの部分とかちょっとしたクセとか似てます。」
「じゃあアニキのかわりに、ちょっとだけ抱きしめていい?」
「はいです。」







黒ちゃんはちょっと 慶お兄ちゃんみたいな匂いがして
胸が苦しかったけど うれしかった



スカルフェンサーになった慶お兄ちゃんとお別れしたこと
ワタシ後悔してない



ダイスキだから 遠くから見てくれてるだけでいい



ダイスキだから きっと夢で会える



でもダイスキだから たまには名前を呼ぶのを 許してほしい





ワタシのダイスキな人が どうか笑顔で 幸せでいてくれますように

それだけが今のワタシの願いです



神様仏様 今度こそささやかなワタシの願いを 聞き届けてください

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「うぅ…。」
「目が覚めたかい、千夜呼。」
「はい…とっても怖い夢見ました。」
「夢は所詮夢でしかない、忘れなよ。」
「…はい、でも、なんか胸がざわざわするです。」
「大丈夫だよ、俺が傍にいるだろう?」
「…チャコのこと、ぎゅってしてください、ちょっとだけでいいですから。」
「いいよ、おいで。」
「あったかいです…。」
「千夜呼がいいって言うまで、ずっとこうしててあげるよ。」
「はい……はいです。」


ダイスキ です

涙がでるくらい ダイスキなのです

だからずっと こうしててくださいなのです…




たったひとつの チャコの願いは

叶いませんでした



だからもう チャコは

夢を見たり 願ったりするの

いやなのです



だってきっとまた 叶わないのですから……

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名前:異空・千夜呼(いそら・ちやこ)
通称:チャコ
年齢:15歳(高校1年生)
身長:164.4cm
出身:岩手県
血液:AB型

趣味:昼寝、散歩

好き:肉、魚、食パンの耳


【家族構成】

故 父:千登勢(ちとせ)
故 母:クローディア イギリス人
故 兄:千亜樹(ちあき) 千夜呼より5歳年上
故祖父:千之助(せんのすけ)


【生い立ち】
千登勢がイギリス留学した際、偶然出会ったのがクローディア。
二人は恋に落ち、日本で結婚する。
その後、長男の千亜樹、長女の千夜呼が生まれる。
しかし千夜呼2歳の時、自動車事故に巻き込まれ海へ転落。
千夜呼以外の家族全員が死亡。

その後は父方の祖父に引き取られ、田舎で二人暮らすことに。
仲むつまじく、穏やかで平和な日々を送っていた。

千夜呼13歳の時に能力者として突然覚醒。
その際、母親譲りの金髪と父親譲りの黒瞳が逆転。黒髪、金瞳になる。
スケルトンは生前千夜呼をとても可愛がっていた兄。
千夜呼14歳の時、祖父が他界。
遺言により銀誓館学園に入学する。


【暮らし】
四帖半一間のボロボロ長屋に二人暮し。
決して多いとは言えない、祖父が遺してくれたお金のほとんどは
立派なお墓を建てるために使ってしまったため生活は極貧、赤貧。

主食は馴染みのパン屋さんがくれる食パンの耳と水道水。
そして見かねた周囲の人がくれる食べ物。


【記憶】
結婚を誓い合った『慶お兄ちゃん』をゴーストに目の前で殺されている。
未だに引きずっている。
黒矢という弟は存命、東京に暮らしている。

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この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を元に
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注した異空千夜呼に
著作権は光無月獅威絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。

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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
御言葉
[09/19 BlackMan]
[09/02 香住]
[08/27 健斗]
[08/03 あー]
[08/01 香住]

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