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怖い夢を見た時は、いつもそうだ。


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じわり、額ににじむ汗。
震えが止まらない身体。
怖いくらい綺麗な月。
あの日と同じ、黄金色の月。

失われていく体温、あの感触を、全身が覚えてる。
そうしてワタシは、体温を求めて手を伸ばす。

真夜中、月の光だけが差し込む部屋の中で灯る
携帯電話のバックライト。

其の明るさに目が眩み、液晶画面に反射して映る
愚かな自分の姿にゾッとするのだ。

「……キモチワルイ。」

それは自分に吐いた憎悪のコトバ。



「…千夜呼?」

其の声でハッと我に返る。
そうだ、今日は鷹栖さんが出張でいないから
虎太郎の家に泊まりに来ていたんだと気付く。

「何やってんだお前、また嫌な夢でも見たんかよ。」

振り返る事も出来ない。
いつまで虎太郎に甘えれば気がすむんだろう。

虎太郎は、ワタシの、ものじゃない。


「あーめんどくせー、さっさとコッチ来いっつの。」

ずるずると引っ張られ、ワタシは糸の切れた人形のように
虎太郎の腕の中で、ただ遠い過去を見ていた。



頭を撫でられるのは、ダイスキでダイキライ。
抱きしめられるのは、ダイスキでダイキライ。
どうせいつか消えてしまう温もりにしがみつく自分が
一番、ダイキライ―――。


虎太郎はワタシにとって、兄で、父親で、半身。
恋心なんて不確かなものより圧倒的に強くて、でも目に見えない絆。
それは、血に、良く似ている。

「いつになったら…。」
「んー?」
「いつになったら、師匠ばなれ出来るでしょか、ちゃこ。」
「無理じゃね?」

師匠は、さも当たり前だと言いたげに笑って見せた。
それから、そんなことしなくていい、と付け足した。




仏様、そこで見ていらっしゃいますか?
もし見ていたら、お願い聞いてください。

師匠とこりすちゃん先輩が、ずっとずーっと二人幸せで
笑って生きていけるよう、守ってあげてくださいね。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
御言葉
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[09/02 香住]
[08/27 健斗]
[08/03 あー]
[08/01 香住]

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