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「なに溜め込んでんだべさ。」
「何も貯めてません、貯金なら0円でス。」
「そっちじゃねぇよ、腹ン中に溜め込んでるしょや、色々。」
「……。」
「笑ってみなや、千夜。」
「にこー。」
「はい、不合格(チョップ)」
「あたっ!むー、師匠も鷹栖さんもヒドイです。チャコ笑ってます。」
「思ってる事も言いたい事も、そうやって我慢ばっかりして
感情殺してるから、笑えなくなるんだべさ。」
「…言わぬが花、といいまス。口に出さなければ誰にも心配かけません。
誰も傷つけません、誰にも迷惑かけません。」
「……なぁ、おめー幸せか?」
「しあわせ、でス。」
「……そうか。」
鷹栖さんは、チャコの嘘に気付いても、責めません。
ただいつだって、それ以上何も聞かず、こうやって
チャコが口を開くのを、ゆっくり待ってくれます。
この時間はとっても暖かくて…。
まるで、そう……雪解けを待つ春みたい…。
「………もう一本、ビール飲みまスか?」
「あーいや、茶淹れてくれ。おめーの淹れた茶は絶品だからなぁ。」
「えへへ、ホントですか?」
チャコの中に降り積もる雪も、いつか融けるのでしょか。
「何も貯めてません、貯金なら0円でス。」
「そっちじゃねぇよ、腹ン中に溜め込んでるしょや、色々。」
「……。」
「笑ってみなや、千夜。」
「にこー。」
「はい、不合格(チョップ)」
「あたっ!むー、師匠も鷹栖さんもヒドイです。チャコ笑ってます。」
「思ってる事も言いたい事も、そうやって我慢ばっかりして
感情殺してるから、笑えなくなるんだべさ。」
「…言わぬが花、といいまス。口に出さなければ誰にも心配かけません。
誰も傷つけません、誰にも迷惑かけません。」
「……なぁ、おめー幸せか?」
「しあわせ、でス。」
「……そうか。」
鷹栖さんは、チャコの嘘に気付いても、責めません。
ただいつだって、それ以上何も聞かず、こうやって
チャコが口を開くのを、ゆっくり待ってくれます。
この時間はとっても暖かくて…。
まるで、そう……雪解けを待つ春みたい…。
「………もう一本、ビール飲みまスか?」
「あーいや、茶淹れてくれ。おめーの淹れた茶は絶品だからなぁ。」
「えへへ、ホントですか?」
チャコの中に降り積もる雪も、いつか融けるのでしょか。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
過去録