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二人、部屋でぼんやり。
最近よく真面目な顔で考え込んでいる師匠。
よっぽどなにか大事な事があるんでしょか。
チャコたちはこんな風に、お互い干渉せず同じ部屋にいることも多い。
いい意味で空気なのです。
暫く経って、突然肩を掴まれる。
「千夜呼、愛してるぜ。」
「…なんなんでスかいきなり。」
「お前には伝えとかねーとって思って。」
「はぁ…。」
元々師匠は気持ちをストレートに言う人。
これが愛の告白類じゃないのは百も承知。
「あー…いや、つまりよ…。」
「分かってるわ、何が言いたいのかくらい。」
虎太郎が真っ直ぐな視線をぶつけてくる。
橙の瞳、嗚呼…その瞳は大好きで大嫌いよ……。
「繋ぎとめたいんでしょ、ワタシを……この世に。」
「ああ…なぁ、これってエゴか?」
「…そうね。」
それは、ただひたすらに優しくて温かいエゴ。
「馬鹿ね、アナタは里栖の事だけ考えてればいいのよ。」
「んなわけいくかよ、アホ。」
ワタシは彼の瞳を、もうそれ以上見なかった。
決めているの、どうするか。
総ては地獄の…いえ、獄楽の沙汰次第。
サイハ、ナゲラレタ。
最近よく真面目な顔で考え込んでいる師匠。
よっぽどなにか大事な事があるんでしょか。
チャコたちはこんな風に、お互い干渉せず同じ部屋にいることも多い。
いい意味で空気なのです。
暫く経って、突然肩を掴まれる。
「千夜呼、愛してるぜ。」
「…なんなんでスかいきなり。」
「お前には伝えとかねーとって思って。」
「はぁ…。」
元々師匠は気持ちをストレートに言う人。
これが愛の告白類じゃないのは百も承知。
「あー…いや、つまりよ…。」
「分かってるわ、何が言いたいのかくらい。」
虎太郎が真っ直ぐな視線をぶつけてくる。
橙の瞳、嗚呼…その瞳は大好きで大嫌いよ……。
「繋ぎとめたいんでしょ、ワタシを……この世に。」
「ああ…なぁ、これってエゴか?」
「…そうね。」
それは、ただひたすらに優しくて温かいエゴ。
「馬鹿ね、アナタは里栖の事だけ考えてればいいのよ。」
「んなわけいくかよ、アホ。」
ワタシは彼の瞳を、もうそれ以上見なかった。
決めているの、どうするか。
総ては地獄の…いえ、獄楽の沙汰次第。
サイハ、ナゲラレタ。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
過去録