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夜、明日のお弁当の用意をしようとして
お醤油を切らしてたのに気が付きました。

「鷹栖さん、チャコちょっとコンビニに……あれ?」

鷹栖さんはベッドの上で、本を開いたまま眠ってました。
起こさないようにそっとお布団を掛けて、そっと家を出ました。

月明かりキラキラ、風はひんやり。
空を見上げたまま歩いていたら、誰かにぶつかってしまいました。

「…あれ、異空?」
「あ……ようじょのすきなおにぃさん。」
「否、違うから!」
「汐儀さん、こんばんはでス。」

汐儀さんは困った顔をして微笑ってました。

それから他愛も無い話をたくさんしました。
くだらないチャコのお話を、聞いてくれました。

汐儀さんは、あったかいニオイします。
誰もみんな、纏ってる空気のニオイが違うんでス。

師匠は太陽、こりすちゃん先輩は砂糖菓子、鷹栖さんは大空。
汐儀さんは、穏やかな夜の月のニオイ。

チャコはこれ以上、優しいニオイのもとに、居てはいけないのに…。
たくさん手放したハズのに、まだまだこの手の中にのこってる。




チャコたちは、お休みなさいを言って、お別れをしました。




 月に煌く銀の髪が、どこか切ない5月の夜―――。

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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
御言葉
[09/19 BlackMan]
[09/02 香住]
[08/27 健斗]
[08/03 あー]
[08/01 香住]

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