忍者ブログ
| Admin | Res |
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[196]  [195]  [194]  [193]  [192]  [191]  [190]  [189]  [188]  [187]  [186
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

夜、明日のお弁当の用意をしようとして
お醤油を切らしてたのに気が付きました。

「鷹栖さん、チャコちょっとコンビニに……あれ?」

鷹栖さんはベッドの上で、本を開いたまま眠ってました。
起こさないようにそっとお布団を掛けて、そっと家を出ました。

月明かりキラキラ、風はひんやり。
空を見上げたまま歩いていたら、誰かにぶつかってしまいました。

「…あれ、異空?」
「あ……ようじょのすきなおにぃさん。」
「否、違うから!」
「汐儀さん、こんばんはでス。」

汐儀さんは困った顔をして微笑ってました。

それから他愛も無い話をたくさんしました。
くだらないチャコのお話を、聞いてくれました。

汐儀さんは、あったかいニオイします。
誰もみんな、纏ってる空気のニオイが違うんでス。

師匠は太陽、こりすちゃん先輩は砂糖菓子、鷹栖さんは大空。
汐儀さんは、穏やかな夜の月のニオイ。

チャコはこれ以上、優しいニオイのもとに、居てはいけないのに…。
たくさん手放したハズのに、まだまだこの手の中にのこってる。




チャコたちは、お休みなさいを言って、お別れをしました。




 月に煌く銀の髪が、どこか切ない5月の夜―――。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
Mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ表示(チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
御言葉
[09/19 BlackMan]
[09/02 香住]
[08/27 健斗]
[08/03 あー]
[08/01 香住]

Powered by Ninja Blog    Photo by Vacant lot?    Template by Temp* factory
Copyright (c)獄楽恋慕 All Rights Reserved.


忍者ブログ [PR]