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好きな気持ちをスナオに言葉に出して言えるヒトが羨ましい。
だってワタシは言えない。
口に出してしまったら、その気持ちが膨らんで大きくなってしまって
より好きになってしまうから。
そうなってしまった後、対象を失ってしまった時に
どんな地獄が待っているか、知ってしまったから…。
怖いのよ。
「ねぇ虎太郎。」
「あ?」
「ワタシのことスキ?」
「おう、好きだぜ。」
「…そう。」
「なんだよ突然。」
「別に。」
「ふーん、お前は俺様のこと好きか?」
ベッドに寝転がっていた虎太郎が起き上がる。
金色の髪がサラサラ流れた。
「……スキよ。」
「おー意外だな、てっきり嫌いっつーんだろうと思ってたのに。」
「だって、もう手遅れだもの。」
「何が。」
「膨らみきった後だってことよ。」
「は?意味わっかんねー。」
「わからなくて結構。」
小さく笑って、虎太郎はギターを爪弾く。
嗚呼、その曲、ワタシ知っている。
いつか死んだあのアーティストが、サイゴに作った…ラブソング……。
だってワタシは言えない。
口に出してしまったら、その気持ちが膨らんで大きくなってしまって
より好きになってしまうから。
そうなってしまった後、対象を失ってしまった時に
どんな地獄が待っているか、知ってしまったから…。
怖いのよ。
「ねぇ虎太郎。」
「あ?」
「ワタシのことスキ?」
「おう、好きだぜ。」
「…そう。」
「なんだよ突然。」
「別に。」
「ふーん、お前は俺様のこと好きか?」
ベッドに寝転がっていた虎太郎が起き上がる。
金色の髪がサラサラ流れた。
「……スキよ。」
「おー意外だな、てっきり嫌いっつーんだろうと思ってたのに。」
「だって、もう手遅れだもの。」
「何が。」
「膨らみきった後だってことよ。」
「は?意味わっかんねー。」
「わからなくて結構。」
小さく笑って、虎太郎はギターを爪弾く。
嗚呼、その曲、ワタシ知っている。
いつか死んだあのアーティストが、サイゴに作った…ラブソング……。
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御紹介
名前:
異空 千夜呼
生誕:
1991/11/11
過去録